FXは世界中の投資家が参加する為替市場であり、多くの要素に左右される複雑な相場です。
そのため、FXで安定的に勝ち続けることは容易ではありません。
しかし、勝てる人と負ける人には決定的な違いがあります。
この記事では、FXで勝てる人と負ける人の4つの違いを紹介します。
勝つ人は取引に感情を入れず、負ける人は感情的になる
取引に感情が入ってしまうことは、FXトレードで最も避けたいことです。
感情が入ってしまうと、冷静な判断ができなくなり、無理やり取り返そうとしたり、欲張って大きく賭けたりすることになります。
その結果、損失を拡大させてしまいます。
一方、勝つ人は自分のトレードルールを徹底して守ります。
トレードルールとは、エントリーするタイミングや条件、利益確定や損切りのポイントなどを事前に決めておくことです。
トレードルールを守れば、感情的な判断を排除することができます。
また、勝つ人は自分のトレードルールに信頼感を持っています。
そのため、連敗しても動揺せずに次のチャンスを待ちます。
逆に連勝しても油断せずに自分のルール通りにトレードします。
勝つ人は相場に影響を与える要素を把握し、負ける人は把握できていない
相場は投資家心理が反映されたものですが、その心理は様々な要素から影響を受けます。
例えば経済指標や政治・地政学的リスクや金融政策や市場参加者の動向などです。
これらの要素が相場に与える影響力や方向性を把握しておくことは非常に重要です。
一方、負ける人は相場が動く要素を十分に理解していません。
そのため、「予想外」や「突発」的な相場変動に対応できずパニック状態に陥ったりします。
また、「予想通り」でも「理由」や「背景」がわからず追随したり逆張ったりすることもあります。
勝つ人は常に取引をしない、負ける人は常に取引したがる
FXでは24時間取引可能ですから、「常時チャンス」と考えられそうですが実際そうではありません。
「常時リスク」と考えた方が正しいでしょう。
なぜなら、相場は常に変動しており、自分の予想とは逆に動くことも多いからです。
そのため、勝つ人は常に取引をしないことを心がけています。
常に取引をしないというのは、無駄な取引や感情的な取引を避けるという意味です。
無駄な取引とは、自分のトレード戦略や計画に基づかない取引のことで、例えば、チャートを見て「このまま上がりそうだから買ってみよう」というようなものです。
感情的な取引とは、損失を出した後に「取り返さなければ」と思って無理やりエントリーしたり、利益が出た後に「もっと稼ごう」と思って欲張ったりすることです。
これらの無駄な取引や感情的な取引は、リスクを高めるだけでなく、トレードコストもかさむため、避けるべきです。
一方、負ける人は常に取引したがる傾向があります。
常にチャンスを探してエントリーしようとしたり、相場の変動に一喜一憂して売買したりします。
しかし、これらの行動は自分の判断力や集中力を低下させるだけでなく、市場のノイズに惑わされる可能性も高くなります。
その結果、損失を拡大させてしまいます。
勝つ人は自分に合ったトレードスタイルを見つけ、負ける人は他人に流される
FXには様々なトレードスタイルがあります。
例えば、短期間で小さな利益を積み重ねるスキャルピングや、数時間から数日で中期的なトレンドに乗るデイトレードやスイングトレード、数週間から数ヶ月で長期的な相場変動に対応するポジショントレードなどです。
また、テクニカル分析やファンダメンタル分析、ニュースやセンチメントなど、相場判断の基準も様々です。
勝つ人は自分の性格や資金量や時間的余裕などに合わせて、自分に最適なトレードスタイルを見つけます。
そして、そのトレードスタイルに忠実に従って一貫した取引を行います。
自分の得意な相場状況や通貨ペアを見極めてエントリーし、不利なときは潔く退場します。
一方、負ける人は自分に合ったトレードスタイルが定まっていません。
他人の成功例や口コミや情報商材に流されて右往左往します。
その結果、自分の理解していない手法や相場環境で無理やり取引をしてしまい、失敗します。
【まとめ】
FXで勝てる人と負ける人の違いは、「感情」「知識」「時間」「スタイル」の4つです。
これらの要素を意識して自己改善することで、FXで勝ち組に近づくことができます。
しかし、それだけでは十分ではありません。
FXは常に変化する市場ですから、「学び続ける」という姿勢も必要です。
この記事ではFXで勝てる人と負ける人の違いを紹介しましたが、「これだけすれば必ず稼げる」という魔法のような方法は存在しません。
あくまでも参考程度にしてください。
最終的には自分自身が試行錯誤しながら成長していくことが大切です。